1. 歯磨きがおろそかになる
歯石を取り除いた後、しみるために歯磨きがおろそかになる。歯石除去後の綺麗な面が、短期間でプラークに汚染され、再び歯石になることもあります。
2. 歯磨きしない方がしみなくなる
歯磨きが以前の状態と同じようになると、だんだん歯石が付着してきて、元の状態に戻っていきます。そのため水がしみなくなってきます。
3. しばらく調子が良くなる
ブラッシング時に歯茎からの出血があったり、少ししみても、歯石を取った直後のような強い痛みではないため、調子が良いと感じるようになります。
4. 急に歯がしみるようになる
次第に歯周病が進行し、ブラッシング時の出血や歯のぐらつき、水がしみるなどが感じられるようになっていきます。歯周病の治療で歯石をとることは、必須です。これを怠ると一時的に回復したかに見えても、次第に悪化していきます。初期の歯周病では、歯石を取ったからといって、強くしみるようになることはあまりありません。
歯石を取った際に出血が多かったり、急に強くしみるような場合は、本人はそれほど自覚していなくても、すでに歯周病がある程度進行している場合があります。
歯石除去後の知覚過敏の治し方・緩和法
歯石取り後の知覚過敏を解消するために参考となるのは次のようなことです。
歯磨きは確実に行う
歯石除去後に歯がしみていても、歯の周囲のプラークを残してはいけません。柔らかめの歯ブラシやぬるま湯などを利用して、きちんと歯磨きを行います。
薬用歯磨き粉などを利用する
知覚過敏防止剤やフッ素配合などの特長を持つ歯磨き粉などを積極的に利用するのも一つの方法です。
経過観察
歯周病の進行度や、敏感さの度合いにより異なりますが、歯石取り後の知覚過敏が落ち着くのに、数日から長いときは数カ月の時間が必要なことがあります。
歯の根元に薬や詰め物を貼り付ける
歯の根の部分の敏感な部分に薬を塗ったり、樹脂の詰め物を埋めて、刺激を遮断できることもあります。
神経を取る
歯がしみるのが我慢できない場合など、最終手段として残されている方法は、歯の神経を取ることです。
歯石取り後の知覚過敏を短期間で落ち着かせる特効薬はありません。根気よく歯磨きを行い歯周病を安定させ、しみなくなってくることを待つことが大切です。
定期的に検診クリーニングしていただくのがおすすめです✨✨