みなさまこんにちは💗
名駅アール歯科・矯正歯科でございます。
私たちの歯は、歯ブラシをしっかりしないと細菌により、虫歯や歯周病になります。
虫歯や歯周病についてはブログで何度もお伝えしていますが、歯ブラシで磨いても防げない歯の病気もあります。
それは、酸蝕症です。
本日は酸蝕症について、ご紹介いたします😳
まず酸蝕歯とは、胃酸や飲食物に含まれる酸により、歯が溶けてしまう歯のことです。
酸性・アルカリ性をあらわす単位にPH(ペーハー)というものがあります。
・PH7→中性
・PH7より大きい→アルカリ性が強い
・PH7より小さい→酸性が強い
歯の表面にあるエナメル質は、ph5.5以下の強い酸に触れると溶け始め、その下の象牙質はph6.4で溶け始めるます。
酸蝕症の症状としては、
・歯のツヤが消える
・歯が欠ける
・黄ばむ
・冷たいものが染みる
・虫歯のように痛む
などがあります。
かつては、酸を扱う工場などで起こる職業の方中心にみられたのですが、
近年では酸を含む飲食物が増えたため、生活習慣病としての酸蝕症が注目されていて、その発生頻度は国民のおよそ20%とされています。
原因となる飲食物
・グレープフルーツ、みかん、レモンなどの柑橘類
・パイナップル、ブドウ、イチゴなどのフルーツ全般・コーラなどの炭酸飲料、スポーツドリンク、エナジードリンクなどの他
・黒酢やビタミンCなどの調味料やサプリメント
・ワインや焼酎などのお酒など です。
これらの酸が多く使われている飲料を、長時間あるいは頻繁に飲むことにより起こることが多いと言われています。
しかし普通に飲む分には短時間なので、ごく少量しか溶けませんし、また再石灰化するので心配はありません。
たとえばコーラのPHは約2.2と歯を溶かすために充分な値です。
ですが、ほとんどの方は酸蝕症で悩まされていないと思います。
問題なのは、長時間とり続けた場合です😢
1日中酸の食品を飲んだり食べ続けたりすると、歯が大量に溶けてしまい、さらに再石灰化する暇もなくなってしまいます!
さらに食品中に糖分がたくさん含まれていると、虫歯菌も活動して酸を出しますので、歯は大きなダメージを受けてしまうのです。
また唾液の分泌の少ない人も、中和されるのに時間がかかり、酸蝕が進行しやすいといえます。
通常は、このような酸性のものを食べても、30分~1時間位で唾液により中和され口の中は中性になります。
食後にすぐ行える予防法としては、3分以内の水うがいも1つの有効な方法です。
ここで注意して頂きたいのが、歯磨きは食べてすぐに行わないで下さい!!!
その理由は、酸性の強い食品を食べた直後は、歯の表面のエナメル質がやわらかくなっています。
再石灰化がおこる前に激しく歯磨きをすると、やわらかくなったエナメル質を削ってしまう危険性があるのです。
食後はまず水でうがいをし、しばらくして唾液によって中和され、口の中が中性になりましたら(食後約30分後)適圧で歯を磨きましょう💗
予防方法を整理すると、
・長時間あるいは頻繁な酸生物の摂取を避けること
・酸性飲食物の摂取後に水でお口を軽くゆすぐ
・摂取後30分は歯磨きを控える
そしてデンタルガムやフッ素入り歯磨きで歯質を強化するのも良いと思います。
飲食物の他に、胃酸も歯が溶ける大きな原因となります。
胃酸の食道への逆流を起こす原因は、逆流性食道炎や摂食障害・悪阻・食べ過ぎによるげっぷ・寝酒深酒などがあります。
胃酸が逆量した場合は、重曹の水溶液で繰り返しうがいをして中和させましょう。
先ほども言いましたが、歯が溶けて柔らかくなっているため、歯磨きは30分ほど待ってからするか、お口の中がさっぱりした感じになってから行いましょう😳
年齢とともに食べ過ぎや脂っこい夕食や夜遅い食事は、就寝時に胃酸の逆流を起こす原因になります。
しかも、睡眠時は唾液がほとんど出ないために胃酸を中和できません。
食べ過ぎにも注意が必要ですね😢
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