こんにちは、名駅アール歯科・矯正歯科でございます。
口臭にも種類がたくさんあるのはご存じでしょうか?ご存じ無い方は9/30のブログを是非ご覧下さいませ。
今日は口臭の原因のうちの一つ、病的口臭について詳しくお話していきたいと思います。
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初期においては痛みもなく自覚できません。放っておくと気づかないうちに進行してしまいます。
一見何でもないようでも、歯をみがくなど、ちょっとした刺激で容易に出血があることがよくあります。病気が進行すると歯ぐきからの出血に膿が混じってくるようになり、口臭もひどくなってきます。
むし歯は独特の臭いを持っています。歯垢(しこう)が付着してくると歯を磨いてもなかなかきれいにとれません。そのためにむし歯ができます。食物残渣や菌が、虫歯の穴の中にたまり臭いがきつくなり、口臭の原因になります。
小さなむし歯で口臭が強くなることはありません。しかしむし歯が進行してくると次第に口臭がきつくなってきます。神経まで侵され神経が腐ると、かなり強い臭いがします。
歯の表面に付着する柔らかい汚れでほとんどが細菌のかたまりです。食物残渣を栄養とする微生物とその代謝産物からなり、長期間たつと歯石を作っていきます。むし歯や歯周病の原因になります。
歯垢が作った硬く固まった石灰分です。歯石がたくさん付くようになると口臭もひどくなってきます。また歯石が付くことにより歯周病を進行させます。
体調が優れない時などには、舌の表面に白っぽいものが付着することがあります。これは舌苔(ぜったい)と呼ばれているもので、歯垢と同じような細菌の固まりです。これも口臭の原因になります。舌をきれいにすると口臭も軽減します。ただし歯ブラシで舌を磨き、傷つけてしまうとさらに汚れが付きやすいので優しくなでるように磨くか、専用の舌ブラシを使うようにして下さい。
唾液は口臭予防に大切なものです。口の中を洗い流す作用、細菌の増殖を抑える作用、口の中の粘膜を保護する作用などがあります。唾液の分泌が少なくなると口の中が不潔にむし歯や歯槽膿漏になったり、口の中が乾燥して口臭が強くなったりしやすくなります。年を重ねると様々な原因で唾液量が少なくなる方がいらっしゃいます。唾液マッサージなど行うと良いでしょう。
義歯(入れ歯)のプラスチック部分は色やにおいを吸着しますので、毎日きれいに清掃し、消毒剤に浸しておくことをお勧めします。一度吸着した色や臭いはなかなか取れません。
歯にかぶせた金冠が古くなって穴が開いたり、すき間ができたりすると汚れがたまり易くなります、また歯にかぶせた金冠の金属材質が体質に合わない場合があります。これらがあると口腔内が不潔になります。痛みがないために悪くなっていても気がつきません。意外と口臭の原因になっている場合が多いものです。
口の中の癌(舌癌、頬粘膜〈きょうねんまく〉癌など)により口臭が発生することがあります。
鼻は口とつながっているため、副鼻腔炎(蓄膿症)や咽頭炎、喉頭炎などの炎症があると、たんぱく質を含む血液や膿が口の中に出てきて、口臭が起こります。
全身症状が原因となって口臭が発生することがあります。原因となる病気を診断して治療することで口臭は軽減されます。
病的口臭にも様々な原因、理由がありますね。
口臭は気にならなくても、原因で当てはまる方、もう一度ご自身の口腔内を観察してみて下さい。
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