日本の歯の定期検診率は35.7％！！

こんにちは。

今週は3日間お休みを頂いて社員旅行にいって参りました。

しっかりリフレッシュ出来たので診療も元気いっぱい頑張ります。

さて今日は歯の定期検診率のお話です。

皆様、歯の定期検診に最近いつ行かれましたか？

歯の治療でなら歯科医院に行くこともあるかと思いますが、

定期的に歯のクリーニングに通っていると言う方は少ないのではないでしょうか？？

日本で歯の定期健診に定期的に通っているという人は35.7％といわれており、

過去1年間で歯科受診ありの割合は50.3％といわれています。

歯が痛くなってからで良いと思っている方、何か不調がないと行かないという方は要注意ですよ！！

お口の中の健康のためには毎日のご自分でのケア(セルフケア)も大切ですが、定期的に歯科医院で歯科健診を受けることが大切なのです。

では具体的に歯科健診では何しているのでしょうか？

虫歯のチェック 

歯周病の検査

歯磨き指導 

歯垢の染め出しチェック 

歯垢や歯石の除去

歯の表面の着色除去

歯科相談 

お口の中の粘膜のチェック 

噛みあわせのチェック 

などをしてもらうことができます。

歯や歯肉の状態を診察してもらうのはもちろんですが、歯科衛生士が機械や器具を使って、ご自分では落とせない歯の汚れをクリーニング【プロフェッショナルケア】をします。

さらに歯周病の人や、歯石がついてひといる人、虫歯が多い人などその人にあった正しいブラッシング方法を指導します。

定期的に歯科健診を受けるメリットはあるのでしょうか？

かかりつけの歯科医院を作り、定期的に通院していると、お口や歯の小さな変化も見逃さず、虫歯・歯周病の予防や早期発見などにつながるというメリットがあります。

虫歯も歯周病も早期発見ができれば虫歯は１つの虫歯に対して１～２回の治療で治すことが出来ますし、

歯周病も正しい歯磨きの方法でいつもより少し歯磨きを頑張って頂ければすぐに改善することがあります。

逆に、虫歯や歯周病の発見が遅れてしまうと虫歯は神経まで到達し、神経を抜く処置をしなければならなくなります。

虫歯の進行具合によっては、最悪の場合は歯を抜くことにもなります。そうなってしまった場合、治療回数も多くなりますし、治療費も高くなってしまいます。

ですので痛くなってからで良いと思っている方は要注意です。痛みが出ている＝虫歯が神経に近づいているということです。

痛くなってから歯医者に行くようでは神経を抜くリスクが高くなってしまうので、痛くなる前の来院が大切です。

歯周病も同じです。

歯周病の初期症状として歯肉からの出血があります。

この状態であれば歯磨きを頑張ってもらえばまた歯肉は元通りになりますが、

歯周病が進行していくと歯を支えている骨が溶けてしまい、歯がグラグラしてきます。

一度なくなってしまった骨はもう戻ることはないので、歯周病治療をしても良くて現状維持となるのです。

そしてさらにぐらぐらしている歯をそのままにしておくと抜歯しなくてはいけなくなることもあります。

自分の歯はお金では買えないとても大切な物です。

歯やお口の状態にもよりますが、通院の頻度は６ヶ月～１年に１度の定期健診を受けながら自宅でのセルフケアを行うことが理想的といえます。

当院では3ヶ月ごとの定期健診をオススメしております。

歯周病が進行している方はもう少し短いスパンの来院をお願いしております。

また、定期健診の費用ですが、病気がなければ保険制度の適応外になりますが、歯石や歯肉の炎症などの所見があった場合は、保険適応で大体3,000円から4,000円となります。

虫歯や歯周病になってしまってから治療に通うよりも、予防することで結果的に医療費が安く済むというメリットもあります。

「治療よりも予防」が健康のためにも、費用の面でもお得です。

ぜひあなたも、歯科医院で定期健診・定期クリーニングを受けてくださいね！