口腔内のしこりができたら…☆

みなさま、こんにちは。

名駅アール歯科です☆

下唇の内側に水ぶくれ状のしこりのようなものができたと来院される方がいます！

大きくなったり小さくなったりを繰り返して、なかなか治らなくて心配される方も少なくないかと思います。

多くは粘液嚢胞（のうほう）と呼ばれるもので、粘液嚢胞自体は悪性の病気ではないです。

粘液嚢胞とは？

唇やほほの内側、舌の粘膜の裏側にある唾液腺から粘膜表面へ粘液（唾液）の分泌がうまく行われないことで、粘膜の内側に漏れて袋状に腫れてしまうものです！

粘膜と歯が接触したり噛んだり、唾液を分泌する管を傷つけてしまったり、けがで唇を傷つけたりして

唾液が粘膜の裏側に漏れてたまって発生するといわれています。

下唇にできて直径が5～15ミリ大の柔らかいドーム状の腫れで

粘膜の浅いところにできているものは、中身が透けて見える水ぶくれのように青紫色に見えることがあり、

深いところにある場合はやわらかいしこりになっていることがあります。

気付かないうちにかんで潰してしまったり、針を刺して中にたまった粘液を出したりすると一時的には腫れがひいてくるが、再び腫れてくることが多いです。

自然に治ることはないとされているので局所麻酔をして切開し、摘出することが一般的です。

レーザーやメスを使用した方法や、最近では行っている施設は少ないかもしれないですが凍結させる凍結外科もあります。

摘出後の経過は通常良好でも

年齢が若くて粘液の分泌が活発な場合には再びできることがあります。

手術をした部分の安静が保てずに歯で触ってしまう癖があると、患部を傷つけてしまって再度できてくることがあるので注意が必要です。

気になる症状がある方は診察をおすすめします～